獅子頭伸のフランス情報;パリのつびぶやき。

在仏約40年の経験を生かしてパリを中心とした文化社会情報をお伝えしていきます。k

パリに暮らして40年以上が経ちました。情報誌パリ特派員、日本映画祭のプログラムディレクタ-などをしてきました。恐らくパリに骨を埋めるでしょう。日本映画紹介の仕事は続けています。年齢は還暦過ぎてから忘れています。そんな日本人男が触れる日常や特にカルチャ-シ-ン、またパリから見た日本の事などを書いていきたいと思っています。ヨロシク。

獅子頭伸のフランス情報;パリのつびぶやき。の新着ブログ記事

  • パリで人気の「光る君」展と体制崩壊。

     ネットがバッグってどうしようもなくイラ立っていた。これだからデジタルはいやだ。  ネットだけで日本のニュースを見ていると、国は滅びるのではないかと思ってしまう。  何億円もの裏金つくり汚職を素面でする自民党国会議員の節操なきひどさ、程度の低さ、アフリカの独裁後進国の権力者と同類である惨状だ。  ... 続きをみる

  • パリの亡命者群像と日本ブ-ム。

     ブログに何をどう書けばいいのかと考えたら迷子になってしまった。しかもコロナとインフルエンザのワクチン注射を一緒にやってもらったら微熱がでて寝込んだ。挽回しようと今回のブログは長くなってしまった。スミマセン。  米映画「バービ」と「オッペンハイマ-」が大評判の話題になったのはつい最近だったが大分の... 続きをみる

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  • ソフィ-マルソ-、バカンスのパリ

    今夏パリはもう秋になってしまったような陽気だ。このところは18度前後の日もある。夏バカンスⅠヶ月というのもざらだから観光名所にでも行かない限り街は静かで人混みもない。 カルチャ-シーンは長いバカンス期で退屈になるが、涼しいし普段の騒音も聞こえないので読書して過ごすには最高だ。 自民党女性局の研修旅... 続きをみる

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  • 仏の不倫人妻地獄と「秋刀魚の味」

    1€=156,45円。日本が経済成長の時期パリに来てバブル経済の破綻も経験してきたが、こんなすごい円安は初めて。ショックだ。 何個もルイベトンを買うために行列する日本人は勿論のこと、日本人観光ツアーの光景も消えてしまった。 破産した免税店も多い筈だ。 このままこうした円安が続けばフリ-ランサ-の日... 続きをみる

  • 人間の闇と演劇の力。

    口上。悔しいけど携帯から写真移送が不可能状態。修理屋打診後改めてお送りしたい。写真ナシは寂しいですが。     今日の呟き。   暫くぶりのブログになってしまった。見たいことやりたいことが山ほどあリ時があっという間に経ってしまう。何かをを削ればいいのだがなかなか上手く回せない。  加えて今春のパリ... 続きをみる

  • パリの希望

    今、フランス人の心には悲観と終末感が漂っていると思う。  コロナ禍は完全に終わっていないし。 ロシア独裁者プ-チンの仕掛けた侵略戦争は一年超も続いているだけでなくウクライナの抵抗で悪化し深刻化。第三次世界大戦を危惧する声もある。  それでも依然ロシアは凶悪犯の罪人やシベリアなど貧困の遠地方から集め... 続きをみる

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  • 時は流れ、着物展とウクライナ国立バレ-公演が大人気。

      老人になればヒマになるものだと思っていたが違ってた。何故か分からないが時間がない。まとまった事が出来ないまま時はどんどん流れていく。  ロシアのプ-チンによる残虐なウクライナ侵略戦争も間もなく一年になろうとしている。 独裁者たった一人の意志で何十万人もの人間が殺害され、何万人もの女性が強姦され... 続きをみる

  • 日仏文化交流に風穴。パリ日本文化会館で八代亜紀の演歌コンサ-ト。

    ウクライナ解放戦争は依然と続いている。人が死ぬことを屁とも思わない殺人鬼プ-チンは早く滅亡して欲しいがゴキブリのように権力にしがみついて離れない。だがいずれ正義の鉄槌が下ると信じたい。 「演歌の女王」といわれているらしい八代亜紀のコンサ-トがパリ日本文化会館(10月21日と22日)であった。 昔リ... 続きをみる

  • パリ写真美術館で開催中のウクライナ人写真家の写真展が人気

    毎夜22時-01時、民報ILC局の報道番組が必ずウクライナ戦争の進展状況について興味ある討論を組むので、それを見てから寝るのが習慣になってしまっている。 プ-チンはかなり追い詰められているようなのでうれしいが、個人的には少しスランプに陥っているようだ。ブログもなにをどう書いたらいいかよく見えなくな... 続きをみる

  • 夏休暇シーズンの終わった巴里。

      長い夏休みシ-ズンが終わり、パリには普段の生活が戻ってきた。しかしウクライナ侵略戦争を起こしたロシア独裁者プ-チンの狂気は侵略半年以上経って、よりt破れかぶれの異常さを増している。  現在はヨ-ロッパ最大の 原発を軍事基地化し囮にしてウクライナを軍事攻撃するというとんでもないテロ戦を展開してい... 続きをみる

  • 8月のパリ。

    殺人狂独裁者プ-チンチンによるウクライナ民主主義国家の破壊と国民皆殺しの侵略戦争は夏に入っても続いている。  毎晩22h-24hのLICニュ-ス番組は必ず戦況ルポをやるので欠かさず見ているが既に民間人死者だけでも5千人超えるとか。  最近は最後まで徹底抗戦をしていたウクライナ兵士が捕虜交換で自由に... 続きをみる

  • 戦争と平和とパリカルチャ-シ-ン。

    時はあっという間に過ぎる。 ブログを書く暇もないままロシ,ア独裁者プ-チンがウクライナへの侵略戦争を始めてからもう三ヶ月以上が過ぎた。 この間、ロシア軍の猛爆撃でウクライナの幾つかの主要都市が無残な廃墟となり、夥しいウクライナ女性がレイプされ、数千万に及ぶ難民が発生した。 プ-チンはヒットラ-と同... 続きをみる

  • 写真、戦時のモンマルトル丘下の街。

    結局、写真は一枚だけがうまくいっただけ。操作を学びます。チェッ。 前回はプ-チンの侵略戦争がパリに投げかけている影とJ.Pサルトル作「出口なし」の公演についてついて取り上げ、日にちを間違えて劇場は閉まっていたので小さなカフェにに入りを変なフランス女と会話した後、周辺を散歩。素敵な街を発見して嬉しか... 続きをみる

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  • モンマルトル丘の小カフェと侵略戦争。

    今回は写真がダメなので文章のみ。写真は次に回します。  フランスの著名精神科医にパラノイア精神病と診断されたプ-チンが襲ったウクライナ侵略戦争は一カ月以上過ぎても続いているどころか、凄まじい無差別空爆にもかかわらず一つの重要都市も占領出来ないでいる。  開戦以来TV局ILC21時-24時半のニュ-... 続きをみる

  • 仏大統領選とパラノイア狂人プ-チン。

         5年に一度の仏大統領選は4月10日と迫って来たが、メディア報道の殆どはロシア軍のウクライナ侵略戦争で占められ選挙の話題性は影が薄い。  フランスのテレビは連日ロシア軍の猛空爆で破壊されれた都市や町、零下何十度の雪吹雪の中、着の身着のまま戦火を逃れる悲惨な住民の様子を映しだし続けてているが... 続きをみる

  • パリからみたプ-チンの軍事侵略。タクシ-より銃弾を。

         テレビを点けたらロシア軍が空軍と戦車の大部隊を出動させて隣国ウクライナを侵略している映像が出て来たので仰天した。  かなり前から米大統領バイデンがプーチンは大規模な進軍を準備していると警告していて、仏大統領マクロンも話し合いで戦争になるのを防止しようと奔走していたのだが、フランス人の大半... 続きをみる

  • 老いた美人パリジャンヌへの一目惚れ。

       老いて一人でいる時が多いと寂しくなるので市の施設が地元の高齢者を対象にオーガナイズしていて近所にあるフランス人の読書交換会に登録した。参加者は読んで面白く推薦したい本を持ち寄って、それについて話し合うというものだ。  驚くことに男は日本人の僕だけ。他はみんな高齢者のフランス女性ばかりである。... 続きをみる

  • フランス新年と幸せ。

      新年、自分には不幸せな事がみあたらないというような46歳の人気女性作家のインタビュー発言をネットでちらりと読んで、ひっくり返るほどびっくりした。  何時もなんらかの不幸せに襲われていると感じている身としては、この穢土といわれる世の中にそんな小説家がいるとは思ってみたことがなかったから。  しあ... 続きをみる

  • パリ、異邦人のクリスマス

    フランスで外国人の多くが孤独を感じるのは、今のクリスマス時期だろう。 老人であれば余計だ。 クリスマス、フランス人は殆どが家族と過ごすのである。 恋人同士であってさえ、それぞれが家族の元に帰るというのは普通のことなのである。 異文化を理解するということは複雑で簡単ではない。フランスは最も個人主義の... 続きをみる

  • 生きる。

      パリに日本映画のきちんとしたイベントを作ろうと動き始めていた。 既にパリにはキノタヨウという奇怪な名の日本映画祭がある。これは15年前に僕がブザンソン市の観光部長と組んで実現に漕ぎつけたものだ。代表には地方議会にコネがあるという事で、62歳位だった老人モトロを引っ張ってきた。これが失敗だった。... 続きをみる

  • パリもカネが苦しみ。

      米の天才包装ア-ティスト、クリストがエトワ-ル広場の凱旋門を完璧に包装した一大芸術作品は素晴らしかった。  だだモニュメントを包装しているのではない。包む素材は青と銀色の二枚合わせで作られた独特の繊維物質、ロープの色や縛り方、だぶつく包装部分、陽光や風で変化する表面。全てが緻密に計算されつくさ... 続きをみる

  • 暴力と日没に帯びる緑色の光線。

      親が給食費を払えない貧乏なので学校で給食を食べれない子供たちがいる。 今のフランスは政治家始め大人が自分自分優先を主張、貧しい子供たちに屈辱の苦しみを与えている。耐えがたい。マルチニック島出身で元法相の人気黒人女性政治家トリビア氏が激怒した。パリの貧富の差は大きい。共鳴する人は多い。  久しぶ... 続きをみる

  • 日光によって変わる瞳の色

    今朝も美人の看護婦が来てくれた。 何時も目が水晶の様なので強い印象を受けていた。 でも好きとか変に誤解されるのを恐れて聞かないできたが、すばらしい秋日和のせいか、思い切ってその印象を言ってしまったら。 「そうなの。光によって瞳の色が変わるの」とか。夏は透明度が増すし秋以降になると薄い茶系統になって... 続きをみる

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  • 新鮮な若い美声。

     過去tv番組に感動した事があるかどうかというと思い出せない。恐らくないのだろう。  昨晩22時に若手オペラ歌手コンク-ル番組を偶然に見て胸が詰まった。  候補者はフランス領西インド諸島の35歳位までの若者たちで計16人程度、みな最終選考に残った人たばかり。出身地はタヒチ、マルチニック島、マイヨー... 続きをみる

  • 温情。

     ジャズクラブduc lamdards;ランバ-ツの男爵にロラ プリンスのライブを聞きに行った。  彼女には声にも体にも張りを感じなくて、むしろ老いてるのではないかと思った。とはいえライブの雰囲気は素敵で気分は良かった。 それで.糖尿病なのを忘れてしまって強い   キュ-バ酒ロムの入ってるカクテル... 続きをみる

  • ベルモンドの死と晩年の若い愛人。

     2-3年前,フランスパンのサンドイッチを食べていたら食パンと違い固いからグラグラしてた前歯が欠けてポロリと落ちた。最初は突然なので鳩の糞かなと思った程。慌てた。  当時フランスで歯の治療は保険が効かなかったから、まず治療代を心配した。  計1万6千ユ-ロ、約28万円かかった。よくクリアー出来たも... 続きをみる

  • パリでAV動画を考える。

      PCが狂ったのか。突然、AV若手新人女優の一覧表ページが出てきた。  若いAV女優がこんないるのかと驚いた。その中に元競泳選手の青木桃という女の子がいた。  フランスでは競泳選手がポルノ女優になるなどという事は想像を絶するので、これにも仰天した。  AV動画というのは日本が勝手につけた名称で西... 続きをみる

  • カフェで一目惚れ

     laurentというカルチェラタンのカフェでフリ-で入れるjazz演奏があったので行ってきた。 場所はメトロodeonとセーヌ岸を結ぶドフィン通りの37番地にあった。  カフェとあったので、よくある普通のパリのカフェと想像 していったけれど違っていた。シックでリッチなホテルの中にあり、カフェとい... 続きをみる

  • パリの往生際

     いきなりコレを書きたくなったのは死神がアパ-トの入り口に来ていると思うからである。 象は死を感じると象の墓場に自ら行くと言われるが、人間も同じだと思う。 少年の頃、後何日で地球が滅びるとしたら何をするという問いかけがあったが、答えは死を待つだ けであると今分かった。 自分がどう死ぬかは予測がつい... 続きをみる

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  • ソフィア、愛情のパワ-を書くつもりが。

     菅首相の陰険な顔やコロナウィルス問題、私利私欲でオリンピックに集った連中の醜さ。  既に不快指数は最高レベルだったが、久しぶりにネットで日本のニュ-スを見たら、借金で風俗に身売りした若い女性の悲惨、コロナ禍の後は若い人が風俗に沢山出てくるから、それを待ったほうがいいといったネタとかアイヌ差別ある... 続きをみる

  • ノルマンディ-、ルーエン市オペラ交響楽団

     もういつ死んでもいいやという思いと死ぬのは嫌だという考えが交互にある。  老いて不幸に生きている人を見て、よくあんなになってまでも生きているなと思ったことがあるが、最近は生きるという事は生き物の本能だから死ねないのだと思うようになった。  今、日本円にして約10万円の生活費で暮らしている。最初は... 続きをみる

  • 光沢の白いドレスの女

     昨日夜tvを点けたらマクロン大統領の緊急声明の番組が流れていた。 アフガニスタン政権が完全崩壊してイスラム原理主義のタリバンが勝利した事に関しての放送だった。  同国は独立国なので内政干渉になる軍事介入する考えはないが、ドイツを始め友好国と協力関係を早急に築き、直ちにフランス人とその協力者だった... 続きをみる

  • パリ,2021年の夏

    老いていくという事は人として劣化していくという事だ。昨夕はその事を改めて思わされた。 パリジャンには中には一カ月という人がいるように長い夏休みをとる人が多い。今、自宅に朝通って来てくれる美人の看護婦がいるが8月に入って9月までの夏休みをとった。南仏の家族の所で過ごすそうだ。しかし一カ月全日が有給休... 続きをみる

  • 私は何も後悔しない。

     フランスのシャンソン歌手というと、まずエディット ピアフとかイブモンタンを思い浮かべる人が多いだろう。特にピアフは孤児として生き抜くためにパリの街角で歌い、そこから世界的スタ-歌手になった。  その彼女の代表作に余りにも有名な「私は何も後悔しない」とレフレインで歌う世界的にヒットした名曲がある。... 続きをみる

  • つらい。

    長い間ブログを書く事が出来なかった。理由は次々と三カ所の病院で三カ月半超の入院生活しなくてはならなかった為である。最初はコロンタンセルトンという公立の大病院の精神科。 もう約一年前の8月上旬で、コロナ流行で映画館、劇場、レストランなどが閉められ外出禁止の処置がとられたころである。 それまでは意欲十... 続きをみる

  • ポストコロナウィルスの世界

    フランスの有力週刊誌le pointが3月26日号でコロナウルス流行後の世界について30頁超の特集を組んだ。 対象は経済、文明、仕事、アジア、自由と広範囲。 中心執筆者はノ-ベル経済賞のjean tiroleや異端の哲学者Michel onfray、ハ-バ-ド大学の心理学学者など6名。 理解できた... 続きをみる

  • 疫病コロナ流行下のパリ、社会思想基盤の全崩壊。

    東京との国際電話中、下腹部に耐えがたい激痛が走った。救急搬送され 開腹手術を受けた。肝臓入り口周辺に体石が集まっていた。石を取り除く簡単な手術だが、運悪く1カ月以上に及ぶ長期ジェネストで入院は2週間に及んだ。その間、生身を突き刺す痛みに耐え抜かなければならなかった。 麻酔をかけられる時、数字ではな... 続きをみる

  • paris eyese =秋から暮、パリに来る人の為の美術展。

     是枝監督「真実」が日本で公開され話題になっていると聞く。パリは未公開で日本先行上映。なのでパリでの反響はお伝え出来ない。 が、ベニス映画祭時、有力紙リベラションには酷評が掲載されて、さすがフランスでは権威主義が容易く通じないと感心した覚えがある。評はdeplaissant =「不快」、「苛立つ」... 続きをみる

  • 今季パリの演劇シ-ン。

     フランスの長いバカンス期が終わった。これから一気に冬に雪崩込んでいく。冬の季節との切れ目が希薄なのだ。とはいえ秋風の吹く日もある。快晴の日はパリ秋冬独特の硬質なダイヤモンドの日差しが素晴らしい。     目下、今季12月末迄にかけてのパリ演劇界を彩る多種多彩なプログラムが一斉に発表されている。 ... 続きをみる

  • 南仏ぺリグ-地方の夏休み

     手帳を特に選ばずに買って開いてみたら8月の日付がなかったので驚いた経験がある。 別に不良品だったわけでなく真夏がすっぽりりと抜いてあったのである。  フランスも一年は世界と同じように1月1日から12月31日で終わる。しかし、学校も劇場も美術館も1シ-ズンは9月から始まり翌年の7月末と考えられてい... 続きをみる

  • パリ祭と納豆と豆腐と。

     7月に入ってフランス人の長い夏休みが本格的に開始した。  なんていったって一カ月のバカンスは普通という国柄である。  こんな長期間休む国は世界でもフランスだけだそうだ。  日本勤労者の平均夏休み期間を聞いたら、彼らはそれを夏休みとは言わないだろうが、  しかし、これはあくまでも国民平均の話で、貧... 続きをみる

  • 夏のパリで様々な野外公演が楽しめる国際芸術祭が7月12日-8月3日迄開催。

        パリが一番退屈な季節は夏だ、というのが過去の定評だった。  フランス人、特に都会のエリ-ト層は平均一カ月という長い夏のバカンスをとる。  日本の勤め人の平均バカンス期間を教えると、仰天してそれはバカンスとは言わないという人が大部分だ。  その為に夏季期間中は美術館、ギャラリ-、その他の文化... 続きをみる

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  • 極右第一党躍進で揺れるフランス。

        外にいるのと内にいるのとでは見える風景が違う。  今度のeu選挙で、フランスは女性党首マリンㇴ ラ ペンが率いる極右のRNが勝利。フランスは激動に揺れた。  日本でどういう受け止め方がされているのかは分からないが、フランス社会が極右の支配下にあると想像するなら、それは完全な誤解である。  ... 続きをみる

  • 72回カンヌ国際映画祭受賞結果と現地の反響。

     カンヌ国際映画祭の影響力について2つの意見を読んだ。  一つは是枝裕和監督の「泥棒家族」がパルㇺド-ルを受賞しなかったら、フランスで9万人以上を動員することはありえなかった。  もう一つはペドロ アルモドバ-監督の発言で、カンヌで受賞しなかったら映画を撮れなくなるというものではないというもの。 ... 続きをみる

  • カンヌ国際映画祭下馬評と噂話。

      カンヌ国際映画祭も中盤過ぎて残り後半も1週間を切った。  傾向として受賞作品は後半始め位までに上映される作品が多いので、既に何本かの作品が受賞候補作品として下馬評に上がっている。   期待されたJ.ジャ-ㇺシュ新作のゾンビ-映画は不評の方が目立つ。  受賞レ-スからは外れたと考えてよさそう。 ... 続きをみる

  • 華麗なカンヌ国際映画祭スタ-ト。

     世界で最高レベルの文化国家と自負するフランス人、特にエリ-ト層で口には出さないが、そう思っている人は多い。  ヘミングウェイの小説「パリは移動遊園地」も原題はparis est une fêteである。 une fêteは祝祭、祭り、パ-ティ 祝うなどの意味がある。  それだけにパリは確かに何時... 続きをみる

  • 天は人の上に人を作らず。

    ラジオ深夜番組で悲しい話を聞いた。眠るベットの中で胸が詰まった。 ヨ-ロッパone,,22時半-01時までの放送で、不幸せな訴えを精神科の女医が聞いてやり聴者の意見も交えて一緒に問題解決を探すという内容だ。 人の不幸は鯛の味というが;時々聞いている。    40歳の男性が愁訴していた。 「一人住ま... 続きをみる

  • フランスのセックス事情

     面白い言葉を拾ったので、まずそれから。  最近、パリ16区のアパ-ト2階から出火し死者10人負傷者60人を出す惨事があった。 犯人は30歳の女。精神異常者で、この10年間に13の精神病院で世話なっていたという。  夜中に一ボリュ-ムで音楽を聴いてるので、隣に住む消防隊の若者が注意に行ったところ口... 続きをみる

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  • 冬の時代のパリ。黄色いジャケットと月給。

      何の変哲もないメトロ前広場のカフェでブログを書き始めた、 テラスに暖房は入っている。それでもかなり寒い:。雪が降り始めている。  零下2度だとか。雪は多分積もるだろう。  気紛れでギャルソンの写真を撮った。平凡男だが理由を聞くのでイケメンだからというと素直に喜んでいた。暫くは気分良しだろう。 ... 続きをみる

  • 異邦人の孤独なパリのイブ。

      恐らくパリで外人が寂しい寒さを感じるのはクリスマスの時だろう。大半のフランス人は家族と共に過ごすために帰郷する。  それに今冬の寒さは尋常でない。  高等学院のデザイン科の4年生で来年22歳で卒業する娘が父親を心配して聞いてきた。「qu'est ce que tu compte à faire... 続きをみる

  • 21世紀フランス革命みたい。

     この間の黄色いジャケット、つまり低賃金労働者のシャンゼリゼ大通りでの暴動をtv中継で見ていたが、フランスの3色の国旗も催涙弾の煙の中ではためき、なにか21世紀フランス革命を見ているような気分にさせられた。 マクロン大統領が部分的に要求を受け入れる演説をしたし、クリスマスももうすぐなので鎮静化して... 続きをみる

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  • パリの夏、海辺とロックと街娼婦。

    ブログを書く余裕が見つからないまま約一カ月半が過ぎてしまった。 6月下旬はマルセイユから鈍行で40分位の海辺の田舎町に一週間バカンスで行っていた。 年金者を対象にした格安団体だったので乗っかった。年寄りばかりで一人の美人もいなかったのには気が滅入ったが,食事付き宿泊で自己負担は僅か300ユ-ロ、加... 続きをみる

  • 「狂騒」のパリ

     パリだけではなく、フランス全土が「狂躁」状態、トランスに燃え上がっている。 ロシアでの世界フットボ-ル決勝戦にフランスが勝った瞬間、エッフェル塔に張られた巨大画面で観戦していた10万人の大観衆は大歓声を叫び、国旗三色旗が大波となり、シャンゼリゼ大通りには10万人以上の人々が繰り出した。   これ... 続きをみる

  • グラマ‐でいい女だった金髪の看護婦と青い瞳のウェイトレス。

     歯医者の帰り、大きな蚤の市の遭遇したのでぶらぶら。  なんでも100円ショップ並みの超安さ。  700円で買った運動靴がダメになったので、ナイキ印の靴を1000円で買った。  どうせ偽物。売っていたのはカッコよく老いた黒人で。迫力あったな。  麻薬で痩せやような中国人中年男が、ぺらぺらの麻っぽい... 続きをみる

  • 死にたい気持ちで生きた。

      前回のブログを書いた時は、バカンスの事など考えて好調だった。  ところが突然予告なく、年金機構から調査に対する返事がなかったから5月からの定期的なt月支払いを停止するという衝撃的な通達が届いた。パニック。   返事はちゃんと送った。電話で抗議すると受け取ってないとの返事。  郵便局に打診したら... 続きをみる

  • パリのイツシュの線香

    漢字変換が不可なのでカタカナで書いたがイツシュの線香とは良寛の漢詩に出てくる言葉。遊郭に客があがると、床にたてる約束の時間であったという。 最近、かつては多種多彩の街娼が軒並みに立ちんぼしてる有名な娼婦街を歩いてみたら、その落ちぶれた殺伐とした空気に驚かされた。 時代は完璧に変わってしまった。今、... 続きをみる

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  • パリ3月の涙

     フランスには春がない、といったのは今最高と言われる作家ウールベックだが。それでも春らしさは感じる。だが間もなく一気に夏に雪崩込んでいく。  時計も夏時間に変えた。  夕方もかなり明るくなった。一時間進めれば冬季より就寝が早くなる。本格的に夏になれば22時になっても昼みたいだから、寝る気にならない... 続きをみる

  • 極寒のパリ、真冬に会った不幸せな官能の中年美女、カティア。.

     凄まじい寒さが続いている。パリで零下8度の時がある。遂に風邪でダウンしたが、未だ一週間程度は続くらしい。経過を待つしかないが、ホ-ㇺレス8人が凍死している。  北部では零下20度の地方もある。太陽の南島コルシカの海岸が雪で覆われている、という信じがたい光景をtvが流していた。今日も雪が降っている... 続きをみる

  • 清潔なる環境大臣の性欲暴走とオナニズム。

     悪事のツケは払わされる。食い逃げは出来ない。天はそう采配してると思う。過去様々な人間の運命を見て来た経験知でもある。  目下フランスでは現環境相の過去のレイプ事件が創刊されたばかりの新週刊誌hebdoによって暴露されスキャンダルになっている。  この告訴が出されたのは、なんでも約10年まえの事で... 続きをみる

  • 2018年,中東の幸せな人たち。

     今時刻は22時10分前。隣の徒歩5分の映画館で素晴らしアルジェリア映画を見て感動して帰ってきたところだ。題は「les bienheureux=幸せな人たち」。監督はsofia djama=ソフィア ジャマというから女性である。  無名なので平凡な作品だろうと。しかし、何故か気持ちが動いた。大収穫... 続きをみる

  • 美と奈落のパリ。

     パリは感動する出来事に遭遇する事が多い。  どうしてなのかな。  人間のドラマが露呈しやすい文化だからなのか。  そもそもドラマティックな都会だからなのか。  自宅の最寄り駅「marakkof plteux de vinves 」の連絡通路の真ん中あたり。  ダンボ-ルを敷き壁を背中にして何時も... 続きをみる

  • 歴史の転換期と芸大美人女子学生ジュリエットとの出会い。

     小池百合子の希望の党が敗北したニュ-スを聞いて、やっぱなんとなくアラブっぽいな、という感想をもった。先入観にとらわれすぎかもしれない。  彼らは立技の攻撃は勇猛だが寝技となると結構脆い面があるから、と思う。  自分の体験である。  安部自民党が大勝したが各フランス有力全国紙の扱いは小さかった。 ... 続きをみる

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  • アラブ的という事と、小池百合子の権力闘争。

     渦中の政治家、小池百合子の権力闘争のやり方をみていると、アラブ的だなと感じる事が多い。  エジプトのカイロ大学で学び卒業しているから、そういう経歴に影響されて考えるという面もある。が、それだけではない個人的体験がある。  彼女の名前を始めて聞いたのは、カイロ国際映画祭の一部門として日本映画祭を仕... 続きをみる

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  • パリの亡命者と難民。

    大好きな寺山修司の短歌の一つ。 「マッチするつかのま霧ふかし身捨つるほどの祖国はありや。」 この歌をパリに置いてみるとより深く切実に響く。 パリには昔から亡命者が多い。 ピカソ、ダリ、ヘミングウェイ、ヘンリ-ミラ-などに限らず世界的に有名な異邦人芸術家も大勢活躍している。政治家の亡命者としてはレ-... 続きをみる

  • カネの苦労と島田陽子AV動画

    カネのかかる事ばかりが続く。 カネの問題は命の糧と直結しているから実にストレスが溜まる。 先日は素晴らしい秋の快晴で、気分がよかったので昼食は公園で陽を浴びながらハムとチ-ズの典型的なフランスのサンドイッチを食べる事にした。幸せな気分だった。 サンドイッチのフランスパンはよく歯が折れそうに固いな、... 続きをみる

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  • 脈拍一秒に120回

    自宅から徒歩5分のバンブ市立映画館はフリ-パスなので何時でも映画が見れる。 上映作品のレベルも高い。多い時は上映回時間の組み合わせで週に5本はみるから月にすれば20本くらいか。 今パリの商業映画館でチケットは11ユ-ロ前後だから200ユ-ロ程度は得してる。 理由はここで日本映画のシネクラブをやって... 続きをみる

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  • 狂人と思われてパリ精神病院閉鎖病棟に強制入院させられる。

    ネットで見ると今日本では不倫醜聞が続発しているようなので、日仏の不倫に関して今日書くつもりでいた。 しかしパリで異文化摩擦からくる精神病の治療と研究を続ける大尊敬の精神科医O先生から恐ろしい話を先刻聞いたので、まずはそれについて書きたい。 パリに来たばかりでフランス語も殆ど出来ない日本の男性26歳... 続きをみる

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  • 絶品、特異な馬術団、バルタバス主宰ジンガロ公演「モ-ツアルトのレクイエム」

    パリの芸術シ-ズンが始まったが、いま一番見たい公演はバルタバスの「モ-ツアルトのレクイエム」である。見に行きブログに書くつもりだが、ともかくまずはビデオを見てもらいたい。 le requiem par bartabasu.art concertでアクセスすれば見れる。 すごい。

  • 銀行との争い、町からジ-ンズが消えた。

     この間は銀行とネット会社とのもめ事で過ぎてしまった感じがして腹立たしい。  銀行は20ユ-ロの小切手不渡りで予告もなく猶予もおかず即銀行取引停止処分にしたのは法律違反だから絶対に罰金は払わないとやりあった。  しかしカネは銀行が保管しているのだから、自由な処置の仕方が可能。何度メイルで綱引きをし... 続きをみる

  • パリは季節のない町

     僅か約20ユ-ロの小切手が不渡りになり仏中央銀行から取引停止処分を受けた事件は一件落着した。しかし銀行がなんの予告注意もなく不渡りにしのは許せないので、少しくらい長引いても戦うつもりでいる。    しかし余禄もあった。  事情を知った市の福祉課が4週間に渡って週50ユ-ロを現ナマで支給してくれる... 続きをみる

  • 7月と8月の日付ページのない手帳

      装丁がしゃれていたのでペラペラめくっただけで買った手帳に7月8月の予定を書こうとしたら、この二ぺ―ジがすっぽり抜けている事に気づき吃驚仰天した。    フランス人の夏バカンス観もここまでくると徹底しているというか。 3週間の休みは常識だから.これでいいのかもしれない。勿論一年を通した手帳もある... 続きをみる

  • 大西洋岸のバカンス村、ネット右翼やセザンヌ展の事など。

     イル,ド ,レでの一週間バカンスから帰ってきた。  米国西海岸まで直航海できるフランス北部の先端にある大西洋の海岸は遠く広々として、世界の懐に抱かれている気持ちがした。岬には小さな燈台が建っていた。  バカンス客の大半は高齢の年金生活者だった。初め200人位の高齢者グル-プが一緒に夕食をしている... 続きをみる

  • コ-ル氏他界と黄金の島。

    今からバカンスに出発する直前、ヘルム-ト コ-ル他界の報道を見ている。 同氏の経歴業績は省くが、二度と独仏戦争や欧州で戦争が起こらない東西統一を成し遂げた存在として、大多数のフラン国民から市民から称賛追悼の声が上がっているそうだ。 日韓関係とはえらい違いだと思う。 EUは失敗で崩壊するなどとはしゃ... 続きをみる

  • パリ夏季大国際芸術祭誕生の事など。

     パリに住む有名人が時々tvでしゃべるのに遭遇する事がある。  だが、その内容は実生活が見事に欠けている事が多い。    先日はネット事業で成金になりパリに暮らすようになった男がパリのテロについての御託を述べていた。まったく上澄みだけを見ての意見でパリ市民の気持ちはまってく理解していない。腹が立つ... 続きをみる

  • 下劣男、上念司

     今日もパリは青空が広がる晴れた日で気分がよく目覚めたが、ネットのニュ-スを見て汚い不快感が初夏の美しさを台無しにしてしまった。  何だ、この経済評論家を名乗る上念司という下郎は。  前川氏を貶めて、しつこく解決済の出会い系バ-の話も見ちだして。  それに追加して加計も森友の醜聞ももう追及は時間の... 続きをみる

  • パリ初夏の青空と日本AV動画

     今日、6月10日のパリ市、住んでいるバンブ市は素晴らしい初夏の快晴である。  近くの市営プ-ル、料金2.50ユ-ロ、に行って一時間日光浴した後、30分ほどノンストップで泳いできた。性感を刺激する見事な肢体をした可愛い少女がいた。  水泳教室の一員で、その肉感は抜群だった。男ならああいう少女を一度... 続きをみる

  • 長年のパリで仏人を見慣れた感覚から見た日本人政治家の顔

     その人間がどういう人かは、必ず身体に表れている。  パリなど高級街16区に住む人と庶民の20区では全く同じ身体的特徴をしていない。  一度社会から転落した人たちの中に交じって働いたことがあるが、これが仏人かよというような怪物や奇形者の風貌、身体だった。    フランスでは言葉の話し方でも段違いが... 続きをみる

  • パリから見た詩織レイプ事件

     最近イタリア現代ダンス3作品を連続で上演した特集を北郊外の劇場T2Gで見た。 どれも水準以上の出来だった。中でも女性ダンサ-Francesca Penniniのソロは出色だった。  題名「10のミニバレッチ」とあるように10のミニバレ-を45分で構成した内容で、一つ一つが凝縮し纏められていて、し... 続きをみる

  • パリは燃えているか。安部政権対マクロン政権。

     朝から冷たい霧雨が降り続けていた日曜日「5月7日」、夜の8時、新仏大統領に若干39歳のマクロン氏が決定した。  仮に国粋思想で人種差別主義の極右政党女党首マリンㇴ ペンが勝利していたら、パリは暗い時代に変わっていたと思う。  その日、投票結果が出るまで推移の報道は一切なしで日中は政治討論番組がば... 続きをみる

  • デスマッチ迫るフランス大統領決定戦とフランスの女の事など。

     パリは大統領選決戦投票を目前に燃えている。  フランスの選挙は敵を潰す為に非情に過酷にガンガンやるからドラマがある。 見ていてワクワクする。討論会の前などはボクシング試合を思わせる雰囲気だ。    昔、寺山修司が天井桟敷地下劇場でリングを設けて言葉のボクシングをやった事があるが、それを何100倍... 続きをみる

  • パリの春、復活祭祝日と糖尿病

     今日は復活祭の祝日。生憎、天気は曇りで霧雨が降っている。しかし、パリの青みがかった灰色の空は何時見ても美しい。  快晴ならリュクサンブルグ公園の中にあるカフェにでも出かけてパリらしい多種多彩な人の賑わいを楽しみながら読書でもしたかったけれど。  つい最近、糖尿病予備者と診断された。 頻尿でポンピ... 続きをみる

  • 大統領選討論会やフランス映画史を描いた傑作映画など。

     パリ日本文化会館で、最近では滅多に見られないラジカルなダンス公演「Loss Layers」(コンセプト: Fabrice Planquette   コレグラフ、ダンス: Yum Keiko Tatayama      )があった。  薄暗い舞台の中央にスッポットライトが射していて白包帯の不思議な... 続きをみる

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  • 久しぶりのブログ、カンバック

    実に久しぶりにブログを書きたいと思った。2-3年ぶりだろうか。 日本映画のプロジェクトで時間がなかった。しかし伝えたい情報があるのにと、欲求不満だった。この無料ブログに出会った事で再開する機会が出来た。 今夕はパリの短歌会への投句を考えていた。 黄水仙 よく晴れた朝 窓辺にて 鮮やかなれば 命のい... 続きをみる

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