21世紀フランス革命みたい。
この間の黄色いジャケット、つまり低賃金労働者のシャンゼリゼ大通りでの暴動をtv中継で見ていたが、フランスの3色の国旗も催涙弾の煙の中ではためき、なにか21世紀フランス革命を見ているような気分にさせられた。
マクロン大統領が部分的に要求を受け入れる演説をしたし、クリスマスももうすぐなので鎮静化しているが、新年以降、いつまた不満が爆発するかは予断を許さない。
パリではジャポニズムの数多くのイベントが組まれているが、そんな事はどこかに吹き飛んでしまった感じである。そもそもこうしたイベントはエリ-ト層が対象で大衆には関係がない。ある種のスノビズムに過ぎない面が強い。
しかし、いま世界中で一番新旧日本映画を見れるのはパリだろう。
日本映画100年としてシネマテ-クと日本文化会館で150本の作品がプログラムされている。
昨晩は文化会館で4k画面で木下恵之介の「楢山節考」を見た。様式化された歌舞伎の演出で浄瑠璃に乗って話は展開していく。語り物の伝統を見事に映像化している。
永遠の名作である。すごい。
映画の中で老女が70歳になり姥捨てにいく事になるが、歯並びが丈夫に揃っている事が恥ずかしいといって、自ら石で前歯を折る場面がある。
実は前歯が自然に抜けてしまい入歯をしたのだが、なんと20万円も取られた。それでも安いほうだという。
日本いる妹は奥歯を入歯にしたら40万円とられたとか。
やはり老いたら歯は老後破産しないためにも、折れたり抜けたままにしておくのがいいのかもしれない。フランスでは歯の治療代を2年後から無料にする政策がある。
忙しいのと疲れやすさ、それに経済苦で暫くブログを書かないできたが、また徒然に再開してみる気になった。
定期的にどこまでできるかは不明だが、面白いと思うものは出来る限り書いていきたいと思う。
よろしくお願いします。k
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