獅子頭伸のフランス情報;パリのつびぶやき。

在仏約40年の経験を生かしてパリを中心とした文化社会情報をお伝えしていきます。k

パリに暮らして40年以上が経ちました。情報誌パリ特派員、日本映画祭のプログラムディレクタ-などをしてきました。恐らくパリに骨を埋めるでしょう。日本映画紹介の仕事は続けています。年齢は還暦過ぎてから忘れています。そんな日本人男が触れる日常や特にカルチャ-シ-ン、またパリから見た日本の事などを書いていきたいと思っています。ヨロシク。

パリの夏、海辺とロックと街娼婦。


ブログを書く余裕が見つからないまま約一カ月半が過ぎてしまった。
6月下旬はマルセイユから鈍行で40分位の海辺の田舎町に一週間バカンスで行っていた。
年金者を対象にした格安団体だったので乗っかった。年寄りばかりで一人の美人もいなかったのには気が滅入ったが,食事付き宿泊で自己負担は僅か300ユ-ロ、加えてtgv往復代が400ユ-ロだった。とてもこの予算では遠出の夏季休暇は不可能である。
海辺には本当に目を見張る地中海美女が沢山いた。レストランで世話を焼いてくれたウエイトレスは多分地元出の若い子だったが優しく可愛い子だった。





真夜中を過ぎて月光の下で地元の若者が大勢海水浴をする夜景は夢の出来事のようだったが、それにしても娘たちの可愛い事。顔や瞳だけでなく脚はスラリとして、見事な肢体に目を奪われる。ああやってみたいと思った。海に直接飛び込めそうなホテルの食事は不味かったが、マルセイユ漁港通りのレストランで、イワシの塩焼きをよく冷えた白ワインで食べた。ポルトガル滞在で味わって以来の習慣だ。

パリに戻ってきてからは一カ月「サミア」という小説を書くために籠っていた。パリ市民の半分くらいはバカンスにいってしまっているだろうから、街角は静かなもの。大勢の人出があるのは観光スポットだけで、聞こえてくるのはアメリカ英語が中心だが、いやそれにしても中国人が圧倒的に増えた。しかし、4-5年前からfestival d'ete;夏の芸術祭というのが出来て、なかなか内容が充実してきていて観客動員数の人気も年々上昇している様子。マンマルトル丘の頂上にあるサクレク-ル寺院と麓に建てた高い鉄塔を結んだ超高度の綱渡りがロック音楽の伴奏で上演するイベントが無料なので見て来た。ホントにすごく高いので吃驚。若い脚がスラリとして綺麗な若い黒人女性が、なんと命綱も着けずに長いバランス棒だけで、少しづつ白亜の寺院の向かって綱渡りしていく。それを見上げ目で追っていくだけで感動した。平凡な演劇公演など太刀打ちできない迫力だ。すごい、万歳。軽く千人以上はいたと思われる観客からはブラボ-万雷の拍手が巻き起こっていた。

8月一杯まではセ-ㇴの海辺というのが開かれていたので、暇な時に行ってきた。
セ-ㇺ川岸を歩行者天国にしてデッキチェア-やカフェの出店、仮設プ-ル、砂場の場所もある。いいなと思ったのは無料で好きなだけ自由に時間を過ごせる事。食い物、酒も自前で仲間で楽しんでいる。仮想うの南仏海辺を舞台に日本の花見客みたいな連中がいると想像して貰えばいいかもしれない。

一個2,60ユ-ロのおにぎりを買って橋の下の臨時アイスクリ-ㇺ屋のテラスで読書,贅沢な時間だった。まだ十分に明るいが22時頃引き上げたら音楽がガンガン鳴っているので引かれていったらパリ市庁舎前広場に仮設した大ステ-ジで、なんというのか度忘れしてるが、コンピュ‐タでいろんなロックやジャズ音楽の断片で合成する音楽のコンサ-トだった。演奏者は若きフランス人、すごく盛り上がっていた。滅茶苦茶に可愛くスタイル抜群の女の子が何人か文字通り踊り狂っていたのも見かけた。
受けた刺激を静めようとシャンゼリゼ通りをぶらぶら歩きしてたら、日本でいうアラフォ-世代くらいかな。暗がりの街角で一人金髪美人の街娼が流していた。すれ違いざまに目が合ってお互い自然に近寄った。気に入ったのは美人系だけでなく、シェリ-、上がっていくというパタ-ンのセリフではなくて、仕事してるのよとすぐ行った事だった。
すぐ仕事してる、といった街娼は初めてだ。こういうのっていいよなと思った。
それでやりなって値段をきくと。自宅で一発200ユ-ロ。疲れてるからフェラだけにしようかな、といったら脇の地下駐車場で150ユ-ロだって。
疲れで射精しないと損なので、体調がいい時にという事で、電話番号を聞いて別れた。本当の番号かどうかは未だ試していないので未知のままだ。