獅子頭伸のフランス情報;パリのつびぶやき。

在仏約40年の経験を生かしてパリを中心とした文化社会情報をお伝えしていきます。k

パリに暮らして40年以上が経ちました。情報誌パリ特派員、日本映画祭のプログラムディレクタ-などをしてきました。恐らくパリに骨を埋めるでしょう。日本映画紹介の仕事は続けています。年齢は還暦過ぎてから忘れています。そんな日本人男が触れる日常や特にカルチャ-シ-ン、またパリから見た日本の事などを書いていきたいと思っています。ヨロシク。

華麗なカンヌ国際映画祭スタ-ト。

 世界で最高レベルの文化国家と自負するフランス人、特にエリ-ト層で口には出さないが、そう思っている人は多い。


 ヘミングウェイの小説「パリは移動遊園地」も原題はparis est une fêteである。
une fêteは祝祭、祭り、パ-ティ 祝うなどの意味がある。


 それだけにパリは確かに何時も何かしらの文化イベントが開かれている。


 中でも最も華やかなのはカンヌ国際映画祭だろう
 期間は2週間で一日に消費されるカネは一億円といわれ世界中からスタ-が招きに応じてやってくる。
 海岸に面したホテルも豪華さと言い洗練度と言いで夢の中の世界である。


 タキシ-ドを着た男どもが街をうろうろしている様子を捉えて某フランス人有名作家はペンギンの群れと形容した事がある。まさにその通りである。


 映画祭は5月14日から開幕した。
 今年は中国と韓国の作品が招待されているが、日本映画は零。


 以下、期待搾を抜粋しておくと。


 ジム ジャ-ㇺシュの「the dead don't die」、
 ペドロ アルモドバルの「Douleur et gloire 苦痛と栄光」、
 ジャン ピエ-ルとリュック ダ-ルデㇺ共同監督の「le jeun Anmed」、
 マルコ ベロチオの「 iltraditore」韓国Bo jaon noの「寄生虫」、
 タランティーノの「once upon à time in hallywood」
 更にフランスのアルノルド デプレシャン、
 アラブ系フランス人監督Abdellati Kechicheの「Makroub my love;intermezzo;
 ;パレスチナの監督Flle Saleman の久しぶりの新作、
 真夜中に上映されるジャスパ- ノエの新作など:


米映画にも面白いものが多そう。今年の審査委員長南米出身のAlejndro Gonzalez Inqnitu:
同氏がが自分の映画をもって初めて同映画祭に来たのは2001年の事だったという。
僕の生活が狂った人生の出来事が勃発したのも同じ年だった。
予定していたカンヌ国際映画祭行きを急遽キャンセルしなければならなかった。
その苦痛を昨日の事のように鮮明に思い出す。
その時初めてカンヌに来たスペイン人青年が76回カンヌ国際映画祭の審査委員長になったのか。
歳月の経つのは早くて感慨深い。しかし もう覆水は盆に戻らないのだ。


カンヌ国際映画祭のイメ-ジは公式サイトでみられます。
festival canne programmationと打ってください。