獅子頭伸のフランス情報;パリのつびぶやき。

在仏約40年の経験を生かしてパリを中心とした文化社会情報をお伝えしていきます。k

パリに暮らして40年以上が経ちました。情報誌パリ特派員、日本映画祭のプログラムディレクタ-などをしてきました。恐らくパリに骨を埋めるでしょう。日本映画紹介の仕事は続けています。年齢は還暦過ぎてから忘れています。そんな日本人男が触れる日常や特にカルチャ-シ-ン、またパリから見た日本の事などを書いていきたいと思っています。ヨロシク。

2017年10月のブログ記事

  • アラブ的という事と、小池百合子の権力闘争。

     渦中の政治家、小池百合子の権力闘争のやり方をみていると、アラブ的だなと感じる事が多い。  エジプトのカイロ大学で学び卒業しているから、そういう経歴に影響されて考えるという面もある。が、それだけではない個人的体験がある。  彼女の名前を始めて聞いたのは、カイロ国際映画祭の一部門として日本映画祭を仕... 続きをみる

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  • パリの亡命者と難民。

    大好きな寺山修司の短歌の一つ。 「マッチするつかのま霧ふかし身捨つるほどの祖国はありや。」 この歌をパリに置いてみるとより深く切実に響く。 パリには昔から亡命者が多い。 ピカソ、ダリ、ヘミングウェイ、ヘンリ-ミラ-などに限らず世界的に有名な異邦人芸術家も大勢活躍している。政治家の亡命者としてはレ-... 続きをみる